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2019年04月08日

「雪国の温泉の湯の靄(もや)の中湧き出る如く方言とび交う」2019年4月入選作品|老友歌壇

老友新聞2019年4月号に掲載された短歌入選作品をご紹介いたします。(編集部)

一 席

雪国の温泉の湯の靄(もや)の中湧き出る如く方言とび交う

小林 良一

温泉の湯の靄の中から湧き出るものは「方言」という意外性。この言葉が、その場の情景を生き生きと想像させます。

二 席

街角の窓の灯りの暖かみ手袋に入れ我が家へ急ぐ

上田 昭子

寒い季節、人家の灯りにほっとします。その灯りの暖かみを「手袋に入れ」としたことで身体全体が暖まるような表情の歌になりました。

三 席

バトンタッチしたのち道に深ぶかと礼し倒れこむ駅伝走者

宮本 ふみ子

最後の力を振り絞り、今走って来た道に深々と礼をした走者。感情を混じえない淡々とした描写が読者に深い感動を伝えます。

佳作秀歌

富士の麓は木の間がくれに輝きて今年最後の夕陽が沈む

勝亦 はる江

富士山と夕陽。「今年最後の」とすることで、美しい情景が一層際立ちました。

精一杯祖母は両手を広げきて初孫を抱き涙落としぬ

金澤 忠男

両手を大きく広げてというところにおばあ様の嬉しさが端的に表現されていますね。

連日の天日の恵みくまなくて蒲団を叩く音聞こえくる

王田 佗介

「天日の恵みくまなくて」がいいですね。明るい雰囲気が伝わります。

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