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医療と健康

2020年11月04日

ネガティブな口癖に要注意

普段、あなたはどのような言葉をよく口にしているでしょうか。
「忙しい」「疲れた」「どうしよう」「まずい」などの言葉がぱっと思い浮かんだかもしれません。「大丈夫、大丈夫」という人もいるでしょう。思いつかない人は、周りの人に聞いてみるとわかるかもしれませんね。

いくつになっても、素直に周りの人の意見に耳を傾けるということは大事。口癖に気が付くと「あぁ、自分はこんなことをよく言っているんだ。だから心にも影響していたのかもしれない」と考えることができます。
要は「気づいて、自覚すること」です。自覚できれば、ネガティブな口癖を言ってしまったとき、「あ、また言っている」と反省できます。減らしていこうと努力すれば、だんだん口に出さないようになるでしょう。

今までは果物だと思っていた実が、本当は食べるのには適していなかったとわかれば、「あ、この実は食べられないのだった」と手を出すのを控えるようになります。
いつも「どうしよう」「まずい、問題だ」と口にしていると、その悩みは現実以上に大きく思えてしまいます。たとえ、問題が深刻でも「こんなものだ」「大丈夫」と考えれば、少し落ち着くことができ、必要以上にパニックになることはないでしょう。状況が同じならば、できるだけ平常心で取り組んだほうが結果もよくなるものです。ネガティブな口癖は、「自分の心の状態を良くする口癖」に変えていきましょう。

何か変化が起きたときも「ピンチだ」と見るより「チャンスだ」と捉えた方が物事も変わってきます。物事をどう捉えるかでその後の思考が変わるのです。

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山本 晴義 医師
  • 心理カウンセラー

日常よくある心の悩みについて、山本先生が解説します。心を健康に保ち、毎日健やかに過ごしましょう!

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