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2016年11月08日

高齢者の「眠りのはなし」第2回

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パラマウントベッドがお届けする高齢者の「眠りのはなし」の第2回目はベッドと睡眠の関係です。みなさまはベッドと布団のどちらで眠るのがお好きでしょうか?

 

2. 睡眠とベッド

マットレスや枕と違い、ベッドはマットレスや布団を設置する単なる台であり睡眠に影響を及ぼす道具という認識はあまりないかもしれません。睡眠研究においても、同じマットレスをベッドに設置して眠った場合と床や畳の上に設置して眠った場合の睡眠状態を比較評価した研究などは見当たりません。しかし、床や畳の上に布団を敷いて眠るのと比較して、ベッドにはいくつかの長所があると考えられます。第一に、立ったり横になったりしやすい点が挙げられます。睡眠の途中で目が覚めて寝床を離れるとき、床から立ち上がるのは意外と大変です。また、運動機能や判断力が低下しているため、転倒事故が起こりやすく注意が必要です。足元に敷いてある布団につまずいて転倒することも多いため、夜中にトイレに起きることが多く怪我をしやすい高齢者ではベッドで眠るのがおすすめです。第二に、冬は床が冷えますが、ベッドでは床の冷たさが伝わらず冷気を避けることができます。実は、防寒対策には掛け布団の量を増やすことよりも敷き布団の断熱性を高めることのほうが効果的だという研究結果があります。第三に、ほこりを避けることができます。夏や冬に寝室の温湿度を快適に保つことは睡眠環境整備の基本ですが、エアコンを使用するとほこりが舞いやすくなるという問題もあります。床から離れるほど、ほこりの舞う量は少なくなるので、ベッドが有効になります。最後に、床からの振動が伝わりにくいことが挙げられます。線路や幹線道路の近くの住居や近隣からの振動などの多い集合住宅に限らず、エアコンの室外機や空気清浄機など床から伝わる振動は意外と多いです。

子どもと違い高齢者では睡眠中に誤ってベッドから落ちるということはあまりないと思われますが、ベッドを使用すると転落への不安から眠りが浅くなる人もいます。ベッドを選ぶにあたって、寝返りしやすい十分な幅と、万が一、睡眠中にあやまって転落しても怪我をしない配慮が必要です。一般的に、ベッドの高さを決める最優先事項は立ったり横になったりのしやすさです。ベッドに腰掛けた際にかかとが十分に床につかないようでは高すぎます。マットレスは厚すぎず寝心地が良く寝返りしやすい工夫がされたものがおすすめです。できるだけ低くしたベッドでも転落への不安がある場合は、ベッド柵を使用すると良いでしょう。ベッドからの立ち上がりが楽になる柵をつけられるベッドもあります。

医療・介護現場では電動で上半身を起こすことができるベッドが広く使われています。逆流性食道炎や起立性低血圧では上半身を起こして眠るように推奨されています。喘息も上半身を起こすと楽になるようです。閉塞性の睡眠時無呼吸症候群では、横向きで眠ることで睡眠時の呼吸状態が改善される場合がありますが、上半身を高くして眠ることでも同様の効果があります。横向きの姿勢や、上半身を高くした姿勢では、気道が塞がりにくくなるためです。上半身を起こした(背を上げた)ベッドで眠ると寝返りがしにくく寝心地が悪くなることが懸念されますが、健常者でも背を10度だけ起こしたベッドで眠ると水平のベッドで眠るよりも良い眠りが得られる可能性を示す研究結果が出ています。これは若年者を対象とした研究結果ですが、特に高齢者では上半身を起こして眠ることで得られるメリットが大きいと考えられ、少し上半身を起こしたベッドで眠ることでより良い眠りが得られることが期待できると思います。将来の介護までを見越した一般向けの電動ベッドも販売されているので、このようなベッドを使用するのも良いと思います。

(パラマウントベッド睡眠研究所 木暮貴政)

 

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「INTIME1000 シリーズ」は、パラマウントベッドがメディカルケア分野で培った技術力を活用し、一般家庭向けに開発した電動ベッドです。医療用ベッドで使われている背や腹部に負担の少ないリクライニング機構や好みのポジションを再現できるメモリー設定など、快適性・利便性を高める機能を搭載。介護が必要になった際には、介護用ベッドに「変身」します。療養や介護が必要になったとき、問い合わせに応じて当社専門スタッフが必要な付属品を紹介する仕組みを整備しました。ラインアップは486 通り。インテリアや好みに合わせ、ベッドの形状は6 種類、色柄は8 種類、機能は3 種類などから組み合わせることができます。希望小売価格は145,000 円(非課税/マットレスは別売)から。機能が最上位のタイプ(背・膝・高さの調節が可能)でも185,000 円(同)からラインアップしています。

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