趣 味
【天の位】「宿の鏡に夫の顔も 入れて嬉しい薄化粧」
都々逸の雰囲気を詠みっぷりにも情景にも清々しく漂わせて見事。鏡・・・
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【天位】「禿げた分髭でバランス取って見る」 男ならそれも良し。さあ、女だったらどうしよう。カツラでもかぶって見るか。・・・
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【天】「短夜の寝ては起こさる介護かな」介護をする人の苦労は昨今社会問題にもなっています。その一端を垣間見るような作品・・・
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【一席】「子等の声公園になし濡れながら卯の花腐(くた)しを恨むぶらんこ」 「卯の花腐し」とは、卯の花が咲く頃の長雨の・・・
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【特 選】何かの文選を書して下さったものと思われます。数文字結体が悪いものもありますが、24文字一貫した筆調で緩急肥・・・
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【天の位】「雨が上がれば散歩の仕度 足に気合いを入れて立つ」
下の句が力強く共感を覚える。「雨が上がれば」に待って・・・
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【天位】「産声に胸はずませてEメール」 今か今かと待ちかねて、やっと元気な声。どんなに嬉しい事か。・・・
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【天】「遍路宿杖に声かけ早寝かな」遍路をする人にとって杖は心身の何よりの頼りかと思います。「あしたも頼むね…」などと・・・
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【一席】「それぞれの人生背負いすれ違う駅のホームは淋しき所」 たくさんの人達とすれ違っても、所詮他人でしかない。駅と・・・
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【特 選】結体整斉とはいえず、構成的にも紙面を活かしきれていないように思われますが、含蓄のある線条で書き進められたこ・・・