趣 味
【天位】「産声に胸はずませてEメール」 今か今かと待ちかねて、やっと元気な声。どんなに嬉しい事か。・・・
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【天】「遍路宿杖に声かけ早寝かな」遍路をする人にとって杖は心身の何よりの頼りかと思います。「あしたも頼むね…」などと・・・
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【一席】「それぞれの人生背負いすれ違う駅のホームは淋しき所」 たくさんの人達とすれ違っても、所詮他人でしかない。駅と・・・
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【特 選】結体整斉とはいえず、構成的にも紙面を活かしきれていないように思われますが、含蓄のある線条で書き進められたこ・・・
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【一席】「濃く淡く畦焼く煙の流れ来て男一人が見え隠れする」 畦を焼く場面に、煙の奥にいる男を置いたことで歌に奥行きが・・・
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【天】「富める子に貧しき子にも桜かな」日本人にとって桜は格別の花ですが、そんな桜を愛でるに貧富上下の差などあって欲し・・・
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【天の位】「沼の氷もすっかりとけて 姿浮き立つ湖白鳥」
叙景でありながら物語性がある。オオハクチョウに対してのコハ・・・
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【天位】「梅さくら次は香りの藤便り」 風香る五月、日本の四季。順調に推移、平和の有難さ。・・・
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【特 選】自運書の行草作は柔軟な線条なのですが布置の安定を欠く。
しかしこの隷書作は全体の纏まりがよろしく、おおら・・・
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【天】「春炬燵母を亡くせしひとと居て」母を亡くした人をさりげなく労る様子を想像させます。いまこの人にどんな言葉をかけ・・・