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2019年11月22日

11月は特選1作品、無審査2作品。|皇寿書壇2019年11月入選作品

11月は特選が1点と、2つの無審査作品が選ばれました。(編集部)

特選

丸山 茂保

読み=彩鳳丹霄に舞小
今回は滲みが出やすい手漉の紙を使用されてのご出品です。五文字それぞれの形意を意識され大きく文字を捉えて丁寧に纏めて下さいましたが、この紙質に不慣れであることも要因の一つでしょう。
全体的に墨量が多く線に切れが無いことが惜しまれます。紙質に合わせて筆に含ませる墨の量・圧力の掛け方・送筆の速度を調整され、線条の充実を中心に学書されたならば、結体や構成は良好ですので今後ゆるぎない骨力を有す作をご出品下さるものと思い特選とします。

無審査

藤田 貢外

正統草書研究の第一資料である智永の関中本千字文を臨書して下さいました作は、古意豊かに沈静の趣きに充ち品位よろしく好臨です。
論語公冶長第五の一節「其養民也恵」と書して下さいました自運書作は、「養民」字の造形に工夫があり温潤で呼吸もおおらかに五文字を纏め、「人民を愛護するには恩恵があり」とする君子としての志といったものを感じ入り良し纏まった作です。
もう一点の自運書作は、少々線を細く書かれ軽妙なる動きで整斉にして季節感豊かに六文字を清雅に纏めて下さいました。

松原 滋柳

隷書作はやわらかな表情の線で、8文字を1行目5文字・2行目を3文字と配置し清雅に布置もよろしく纏めておりますが、「光」字の横線がやや右肩上がりで字形が傾いてしまったことが残念です。
「仰歓…」と書して下さいました作は、明解な筆路で6文字を気持ち良く線を引かれておりますが、筆脈を繋げた細線の角度が平行で少々見苦しく感じることが残念です。
「澄懐…」と書かれました作は、手漉の紙が墨色を生かし線条に冴えがあり、老快なる筆致で形意安定し全体の構成もよろしく風韻を有す作です。

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