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2023年08月08日

「銀色の光を放ちて広がれる投網は川面をゆらし沈めり」2023年8月入選作品|老友歌壇

老友新聞2023年8月号に掲載された短歌入選作品をご紹介いたします。(編集部)

一 席

銀色の光を放ちて広がれる投網は川面をゆらし沈めり

荻原 徳俊

投網を打った瞬間、その投網自体が銀色の光を放っているような躍動感を伝える上の句。そして広がった後に沈んでいく静かな様子を下の句に配置して、上の句の躍動感を浮き上がらせました。

二 席

何ひとつなすこともなく過ぎゆきぬ木槿(むくげ)巻き閉じひと夏終わる

岸 慶子

ひと夏の感慨。「木槿巻き閉じ」が、何ひとつなすこともなかった夏を伝えて秀逸です。「過ぎゆきぬ」の「ぬ」が完了を雄弁に伝えています。

三 席

あの日から早や十二年また卯年津波の跡の残る廃屋

鈴木 曻

あの東日本大震災の発生から、今年三月十一日で十二年となりました。未だに記憶が風化されません。
岩手県在住の歌人、八重嶋勲(やえしまいさお)さんの震災詠をご紹介します。
四面ガラスの薄青色の電話ボックス海に向かひて鎮まり立てり
八重 嶋勲

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