趣味
2019年02月19日
「相手には分かっていないあの駄洒落」2019年2月入選作品|老友川柳
老友新聞2019年2月号に掲載された川柳入選作品をご紹介いたします。(編集部)
天 位
相手には分かっていないあの駄洒落
勝亦 はる江
会話を弾ませるはずの駄洒落が受けなかったら拍子抜けですね。その時の作者の表情が浮かんできます。残念でした。
地 位
嫌われる覚悟で孫に小言いい
細川 美紀
良いことですね。近頃は孫に甘いお年寄りばかり。本人の為を思って叱る小言は孫にもわかる筈です。
人 位
子のくれた軽い布団に寝つかれず
中川 栄子
嬉しさと当惑の入り混じった気分。羽根布団なのでしょうか。お幸せですね。
五 客
野良仕事老いは人手の外にされ
飛田 芳野
ちょっと寂しいですね。作者の表情が想像できます。
植え替えて花も自分も生きかえり
王田 佗介
日頃心にかけていた仕事をなしおえた満足感。
長電話寂しさいつの間にか消え
阿部 良子
誰にも覚えのあること。かけ終わったあと、声のトーンまで明るくなってますね。
故里をいつも心に鰯雲
櫓木 香代子
「鰯雲」が効いてますね。空を見上げたくなります。
杖を見て誰が来てるか知る集い
鈴村 三保子
杖の持ち主まで分かる、本当に親しいお集まりなのですね。
この記事が少しでもお役に立ったら「いいね!」や「シェア」をしてくださいね。
- 今注目の記事!