天　位

歳重ね心が通う和を広げ

河合　てる子

年をとると、年中アチコチ痛くなる。同年齢の友人と、その話になる。ひとり悩んでいるより、その話をすると「そうそう、私も」となり、自分だけではなかったと安心。せいぜい、お話致しましょう。

地　位

あるのです財布落として戻る国

桜井　美智子

最近、日本へ来る外国人が大変多くなりました。特に私の浅草は多く、まったくマナーの悪い、ある亜細亜人が困ります。しかし日本の親切な人々に会い、感心しているそうです。安心て歩ける良い国、日本。

人　位

雁が行くもうビルの陰町の空

鈴村　三保子

雁が鳴いて南へ飛んで行かぁ。赤木の山も、とこまでも見えているのに、ビルが林立。すぐ隠れてしまう。折角の満月もそうでした。

五　客

よろけても転ばなかった足を褒め

阿部　良子

未だこんなにしっかりしているの。偉いでしょう。

福笑い知らぬ若者世も替わり

野澤　玲子

スマホばかりで時間を過ごし、みんなで遊ばない。残念。

親切とおせっかいとは紙一重

新井　純一

出しゃばらない様、気を付けましょう。

伸びのびと孫らのびゆき悦に入る

村上　重晃

あまり自慢話になると、人によっては嫌がられます。気を付けて。

平穏で静かな世界いつ来るの

野口　國勝

本当に心からそう思う今日この頃。