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2020年04月14日

「手を握るだけの見舞いや冬薔薇」2020年4月入選作品|老友俳壇

老友新聞2020年4月号に掲載された俳句入選作品をご紹介いたします。(編集部)

手を握るだけの見舞いや冬薔薇

倉澤 登美子

見舞った病人はどんな言葉も慰めにはならない、話しかけるのも躊躇するほどの病状だったのではと想像します。この辛い場の視線が冬薔薇に向けば、いささかの救いになりそうです。

マスクして眼で笑ったり話したり

小川 説子

マスクをしていると、言葉を交わさず眼に笑みを浮かべて挨拶変わりにすることがあります。この句は更に話まで通じ合えたようです。まさに「目は口ほどに物を言う」です。

春一番押されて帰るランドセル

松岡 ツルエ

最後のランドセルで小学生それも低学年の子供が、風の中をひたすら歩む姿がありありと目に浮かびます。下校する児童を微笑ましく見守る作者のまなざしがいいと思います。

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