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2022年12月27日

12月は特選が2作品と無審査が2作品。|皇寿書壇2022年12月入選作品

12月は特選が2作品と無審査2作品を掲載いたします(編集部)

特選

内山 光子(彩白)

ノミ
読み=動くの理あらざる耳(ノミ)。要(カナラ)ず…及び…欲す。
王義之の書簡を集めた十七帖を臨書して下さいました。浮線なく確りとした筆調により沈着し、組み立ても力強く出来ております。そして紙面に躍動感があり、要所を得た好臨で生気溢れる作を評して特選とします。

吉田 美枝子(紫芳)

読み=必ず先ずその器を利にす(良い仕事をしようとすれば何よりも先ず道具の手入れを怠たるな)
「其」字の結体がいま一つ定まっていなかったことを残念に思います。全体的には、筆路明解に力まず自然に運筆されて清雅なる行書作です。真面目な学書態度が紙面に表れており特選とします。

無審査

齋藤 北城

竹影秋月を掃く(秋の夜の月が竹やぶに隠される)の五文字を楷書と行書の二点で出品下さいました。
楷書作は「月・竹・掃」字など直勢(相対する二本の線を垂直に引く)の構成で五文字を方整で纏め、線はしっかり紙に食い込み力強く、それでいてすっきりと清雅な趣を有し、氏独自の構成に魅力を感じます。
行書作は「竹」字の終筆を長く引き縦に長い造形となりすぎた感もありますが、字々画々気力充実し伸びやかにして堂々たる送筆の作です。

森重 八舟

孔子廟堂碑の臨書作は幾分九成宮醴線銘のような厳しく鋭い線質を感じますが、六文字原帖の形意を捉えてよく形臨されております。
風信帖の臨書作は「清」字の収筆の処理が稍、曖昧であったように思いますが、沈着な書きぶりで形意良好の好臨です。

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