趣味
2018年01月04日
11月は特選2作品と無審査が2作品。|皇寿書壇2017年11月入選作品
今月は「善陣の者、戦わず」と、ほか1作品が特選に選ばれました。無審査も2作品。(編集部)
特選
八木 宇香
読み=善陣の者、戦わず
一行目の三文字の行がやや中心がずれてしまい惜しまれますが、筆力があり切れ味のある深い線条は寸分の緩みなく形意よろしく上々の仕上りです。
市原 静鶴
読み=幽居、世情遠し
暢達した線条で一点の曇りなく変化の妙があり、運筆剛快で生気溢れる力作です。
無審査
塚田 濤石
楷書作は落ち着いた運腕で線条も確りしていて清雅です。
行書作は風合いのある書きぶりで安定感があります。
草書作はリズムに乗って気脈一貫した造形に工夫があり、筆先は淀みなく墨色も濃淡の変化があり大胆に書し、破綻なきは見事です。
齋藤 北城
自運書二点共に健勁で充実した作です。
「富貴…」と書して下さいました作の方が気宇が大きく、いきいきとした筆致で、力感充分にて、富貴であることを人々に向って誇るという語句の意をよく表現されております。
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