趣味
2020年04月27日
4月は特選1作品と無審査2作品。|皇寿書壇2020年4月入選作品

4月は特選1作品と無審査2作品が選ばれました(編集部)
特選
丸山 茂保
読み=歳月は人を待ず
自運にて行書作と草書作の二点をご出品下さいました。
行書の五文字作は清々しい線条で仕上げておりますが、布置がいま一つ定まっていないことが惜しまれます。
特選としましたこの作は、すっきりとした線条で形意整斉に纏めて清雅な雰囲気に充分な動きがあり、流麗なる仕上がりを評価し特選とします。
無審査
栗野 孤舟
整斉なる字形でいて礫法(右払い)や掠法(左払い)は力強い払いで、「外」字の終筆などは完結に止め、筆鋒のコントロールが利いて作品全体を安定させております。
重厚な筆致で堂々とした流石見事な無審査の作です。
藤田 貢外
千字文の臨書作は原帖の形意を据え布置よく纏めております。
穏やかな曲線で厚味があり穏やかな中に強さを蔵して、気脈は貫通し空間の筆意が生かされております。
自運書二点は、「心清…」と書かれました作は一行目の三文字の間が悪かったように思われますが、含蓄ある字形と線条が語句の意を表現しているようで佳作なり。
「言近…」と書して下さいました作は、墨色は薄いものの力感ある筆さばきで律動し形体も多面性をもって流動美があり快作です。
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