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2021年07月27日

7月は特選が2作品と無審査が2作品。|皇寿書壇2021年7月入選作品

7月は特選が2作品と無審査2作品が選ばれました(編集部)

特選

中里 薫(紫泉)

読み=世路風波有り
肥痺の変化がやや乏しく思えますが、淀みなく流れる呼吸にて形意よろしく清澄なる線条で手堅く纏め、風韻豊かな作であり特選とします。

外丸 暁子(暁峰)

読み=江夏安陸の人なり
ちょ遂良の孟法師碑を臨書して下さいました。この碑の文字はやや横に広く、線は重厚で弾力性があり全体的に沈着である感じをよく捉え臨書されております。「陸」字のこざと偏の縦線を少し内側に曲線とすれば、より形意良好に纏まったことでしょう。これからのご出品が更に楽しみな方です。

無審査

齋藤 北城

自運書二点ご出品下さいました。共に運腕堂々と力強い筆致で、筆調も一貫し見応え充分の作です。
「春色…」と書かれました作は墨色美しく、縦に長いスマートな字形は清雅で妙味があります。「色」字の終筆が健勁であるために「春」の字が軽く感じられてしまうことが惜しまれます。
「閑庭…」とお書きになりました作は、筆鋒活躍し、粘りある線質で風合を有す作で素晴しい。

森重 八舟

蘭亭叙の臨書作は筆力がありよく筆が動いておりますが、「慨」字の懐が狭く「之」字の結体も用筆も違いますので、より原帖を観られて特徴を捉えることを試みて下さい。また、少し喉に肉がある筆を使用されますと筆使いが穏やかとなり、上品な雰囲気が表現されることと思います。 九成宮醴泉銘の臨書作は清勁なる線条で六文字をよく纏めております。この九成宮は清らかで厳粛な感じのある線が書けたか、引きしまった形体が出来たか、運筆が活動しているかをいつも確認し見直されますと、より素晴しい作となります。

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