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2019年07月16日

「初夏の光を浴びて黄帽子が波うつごとく茶畑を行く」2019年7月入選作品|老友歌壇

老友新聞2019年7月号に掲載された短歌入選作品をご紹介いたします。(編集部)

一 席

初夏(はつなつ)の光を浴びて黄帽子が波うつごとく茶畑を行く

宮本 ふみ子

「黄帽子」で幼稚園児か小学生である事がわかります。初夏のある日の情景を的確に伝え無駄な表現がありません。見事です。

二 席

わが子等に遺しおくもの何もなしせめて団欒(まどい)のわが笑い顔

松尾 勝造

市井の我々の共感を呼ぶ一首。作者の慎ましい心根と、お子さん達に囲まれた幸福感が伝わります。

三 席

たずねれば返事しつつも職人は簀の子動かす手をば休めず

岸 慶子

話に答えながらも仕事の手を休めない職人の一徹さがよく描写されています。

佳作秀歌

新元号決まりて訳なく意気上がる昭和の残党桜の下で

王田 佗介

「訳なく意気上がる」が絶妙ですね。桜の下で祝宴を張ったのでしょうね。

発意して報告すればしゃんしゃんと総会終わりぬ雨も上がりぬ

山岸 とし子

無事に五月の総会を終えた安堵感が「雨も上がりぬ」に言い尽くされています。

並びいるレンズに射す陽が反射するそれぞれのもつ僅かな角度で

荻野 徳俊

僅かな角度で微妙に反射する方向が違うという場面を独自の眼で捉えました。

大歌舞伎顔見世御練り人の山黄色い声に紙吹雪舞う

横山 一雄

「顔見世御練り人の山」の畳み掛けるようなリズムが、華やかな場面を表現しています。

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