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2021年11月05日

「鉄の脚しならせて跳ぶ金髪の少女は地球の風を切り裂く」2021年11月入選作品|老友歌壇

老友新聞2021年11月号に掲載された短歌入選作品をご紹介いたします。(編集部)

一 席

鉄の脚しならせて跳ぶ金髪の少女は地球の風を切り裂く

福田 浩明

パラリンピックの高跳びの場面でしょうか。「地球の風を切り裂く」に、力強さ、高揚感、努力を結集させた一瞬の煌めきが余すところなく表現されています。

二 席

いくたびの戦火を受けしベトナムの木咲(ていさく)並木は太く枝張る

岸 慶子

「木咲」とはどんな植物なのか調べてみましたがわかりませんでした。戦火の下でダメージを受けてもなお「太く枝張る」力強い植物なのでしょう。それはそのままベトナムの人達の力でもあるのかも知れませんね。

三 席

朝顔の終(つい)の一輪薄紅の花を咲かせて秋めく朝よ

王田 佗介

朝顔の最期の一輪を見る頃にはもう秋めいている。朝顔の儚い薄紅色に、行く夏を惜しむ気持ちが深くなります。

佳作秀歌

仙人草花の名知りて仰ぎ見る良き名と思う十字の花瓣(べん)

多田 シズモ

別名クレマチス。十字の形の白い花ですね。仙人がたくさん棲んでいるような気がして思わず空を見上げたのでしょうか。

見事なる花火の真下へ手を伸ばす流れる光この手にとまれ

天野 照華

瑞々しい感性です。瞬く間に去る夏を、せめて今少しの間とどめておきたいと願った花火の夜。

八月の夜空に瞬くさそり座よ南海に散りし従兄の恋し

岡本 政子

戦争で逝った従兄を想う歌。さそり座が美しい夜には尚更、生きていれば今頃は…と思わずにはいられないでしょう。

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