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医療と健康

2018年05月10日

積極的休養

新生活を始めた人も、そうでない人も、なにかと疲れが出やすい時期になりました。

しかし、疲れたからといって、むやみにごろ寝をしてしまうのは、さらなる疲労のもとです。疲れたときこそあえて、適度に体を動かすことで疲労回復を早めるという考え方があります。

スポーツの世界で「アクティブレスト」(積極的休養)と呼ばれているものです。アスリートは「ハードな運動日」「軽めの運動日」「休養の日」が繰り返される練習計画に沿ってトレーニングをします。

このうち休養の日でも体をほぐすような適度な運動を行っています。その方が、完全に横になって休むより、疲労軽減に効果があると考えられているからです。

アクティブレストの目的の一つは、全身の血流を促進させ、筋肉のケアを行うこと。筋肉がほどよく動くことで、血行が良くなり血液はスムーズに心臓に戻っていくのです。

この血液の循環はとても大事です。

デスクワークが主流の人は体を動かさないことによる疲れを経験したことがあるでしょう。

同じ姿勢を続けていたり、座りっぱなしだと血液循環が悪くなります。体のだるさや疲労感を感じ、筋肉が硬くなることにより腰痛や肩こり、緊張性頭痛などの症状もでてきます。

血流をよくし、疲労回復に効果があるのは激しい運動ではなく、会話しながらできるくらいの軽めの運動です。

デスクワークで縮んでいる太ももや腰、凝り固まった肩や首などを伸ばすようなストレッチを日常的に行って筋肉をほぐしていきましょう。

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山本 晴義 医師
  • 心理カウンセラー

日常よくある心の悩みについて、山本先生が解説します。心を健康に保ち、毎日健やかに過ごしましょう!

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