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2019年09月12日

「雨蛙明るく雨を呼ぶ正午犯人逃走のニュース流れる」2019年9月入選作品|老友歌壇

老友新聞2019年9月号に掲載された短歌入選作品をご紹介いたします。(編集部)

一 席

雨蛙明るく雨を呼ぶ正午犯人逃走のニュース流れる

王田 佗介

上の句の明るさと取り合わせられた、犯人逃走という下の句。日常に潜む肯定でき得ない現実をさり気なく伝えています。

二 席

フロントガラスに朝日がわっと現れて思わず右手で押し返したり

荻野 徳俊

「わっと」に、朝日の強い光が想像できます。「右手で押し返した」に、作者独自のリアリティがあります。

三 席

亡き夫(つま)へ二十枚目の相聞歌書きて川へと流す七夕

上田 昭子

いつまでも変わらないご主人への愛情が、切ないまでに伝わります。病気に負けず詠み続けて下さる事を祈っています。

佳作秀歌

荒れ庭に秋明菊の群れ咲きてほのぼの白く名月に浮く

岸 慶子

結句「名月に浮く」とした事で秋明菊の群れ咲いている様子が鮮明になりました。

夏野菜色とりどりを取り込めば厨(くりや)明るし風清々し

大石 志津江

色の濃い夏野菜の収穫に、読者の気分も明るくなるようです。

見守りの役目を終えて遠回り待宵草の黄にひかされて

内野 光子

待宵草の黄色にひかされて遠回り。役目を終えてほっとした気持ちが表れています。

赤錆びたシャッター通り土砂降りの雨に打たれて紫陽花の咲く

飛田 芳野

土砂降りの雨に打たれて咲く紫陽花に、歌心を刺激された作者。独自の発見ですね。

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