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2019年10月08日

「声低く「リンパ腫です」と告げる医師 一瞬世界から音が消え去る」2019年10月入選作品|老友歌壇

老友新聞2019年10月号に掲載された短歌入選作品をご紹介いたします。(編集部)

一 席

声低く「リンパ腫です」と告げる医師 一瞬世界から音が消え去る

上田 昭子

思いもかけなかった医師からの言葉。その時の驚愕を「音が消え去る」と見事に表現しました。一日も早いご快癒をお祈りしています。

二 席

昔日の夏の楽しみ縫い込まれ未完のままの亡妹の浴衣

荻野 徳俊

幼くして亡くなられた妹さんでしょうか。その浴衣に、一緒に遊んだ楽しい思い出が「縫い込まれ」ているとの表現が秀逸です。

三 席

朝顔の花をひと時眺めいる 友の生家も更地となりて

宮本 ふみ子

今は更地となった友の生家。そこに朝顔が咲いているという場面の提示が詩的です。

佳作秀歌

「華道教授」看板の家は無人なり庭にあじさい丈伸びて咲く

多田 シズモ

「丈伸びて咲く」が、かつて華やかだった華道教室の庭の今の侘しさを表しています。

日没を待ちかね歩く散歩道はや中天に大き新月

小川 説子

まるで絵本に登場する月のように大きくくっきりしていたそうです。

「長崎を最後に」と唱うる少女等に照りつくる太陽八月九日

山岸 とし子

八月九日は、広島に続いて長崎に原爆が投下された日。戦争の悲惨さを語り継いでいかなければと強く思う日でもあります。

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