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2017年07月03日

人生100年時代へ向け「健康ゴールド免許」等社会保障制度3本柱を提言。医療費削減に繋がるか?

翁媼彩々写真

小泉進次郎衆議院議員ら自民党の若手議員が、2020年以降の人生100年を生きる時代を見据えた社会保障制度を構築しようと、『人生100年時代の社会保障へ』と題した提言を昨年10月に発表した。
この政策提言は自民党内でボトムアップされ、『人生100年時代の制度設計特命委員会』で検討をかさねている。

戦後の高度成長期に形成された日本の社会保障は、終身雇用を前提に設計されたもので、今後の多様な生き方・働き方に対応できていない。
例えば、企業の社会保険は正規雇用のみが対象で、一定の所得・勤務時間に満たない勤労者は厚生年金や健康保険に加入できない。「多様な生き方を選ぶことがリスクにならない社会を実現する必要がある」という。

『人生100年時代』の新しい社会保障制度提言は大きく分けて3つの柱からなる。
一つは、「勤労者皆社会保険制度」の創設。雇用形態のいかんを問わず働くものすべてが社会保険に加入できるようにする。
二つ目は年金制度の改革。健康寿命が延び、高齢者はより長く働くことになる。「長く働くほど得をする制度」へ改革する必要があるという。年金受給開始年齢は柔軟に対応できるようにする。
そして三つ目は、「健康ゴールド免許」の導入。生活習慣病予防など普段から健康管理に取り組み、医療費削減に努めた人は、病気になった時の診療費の自己負担が低くなる。「病気にならないようにする」自助努力を支援し、医療介護費を抑制しようという狙いだ。

団塊世代が75歳以上の後期高齢者の仲間入りをする、いわゆる「2025年問題」は目の前である。国民の3人に1人が65歳以上、5人に1人が75歳以上になる見通し。介護医療従事者の人手不足も懸念される。
社会保障の制度改革が実現するにはまだ幾多のハードルを越えなければならないだろうが、若いパワーに期待したい。(老友新聞社)

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