趣味
2025年10月28日
「公園にペットボトルや花火跡」2025年10月入選作品|老友俳壇
老友新聞2025年10月号に掲載された俳句入選作品をご紹介いたします。(編集部)
天
公園にペットボトルや花火跡
玉置 禮子
花火大会のあった翌日の公園ではないでしょうか。飲み捨てられた空のペットボトルが落ちていたのです。この光景、前日の花火大会の賑わいを想像させますが、その人出が嘘のような静けさの公園です。
地
真っ直ぐに天を突く竹夏の雲
木村 洋子
竹は成長のスピードが速い。成長期には一日で一メートル近く伸びることもあるそうだ。夏の雲をバックにした竹の勢い良い成長ぶりと、その逞しさが「天を突く」から感じ取れる。
人
うたたね寝の夫の涼しき息づかい
佐野 智津子
「涼しき息づかい」とは、穏やかで規則正しい呼吸でしょう。日頃の夫の健康に不安があるのかもしれません。この気掛かりを取り除いてくれる息遣いです。
この記事が少しでもお役に立ったら「いいね!」や「シェア」をしてくださいね。
- 今注目の記事!



































