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2022年08月23日

「忘れの日々でも 覚えています 九十余年の 思い出は」2022年8月入選作品|老友都々逸

老友新聞2022年8月号に掲載された都々逸入選作品をご紹介いたします。(編集部)

天の位

忘れの日々でも 覚えています
九十余年の 思い出は

岡本 政子

「忘れの日々」が切ない。九十年を越える沢山沢山の思い出……。

地の位

弁当果物 お菓子を買って
次男が来ました 久しぶり

藤本 洋子

日常を日記のように詠みましたね。ご長男ご一家とご生活なのでしょうか?ご次男が沢山の手土産を持って久しぶりに来てくれた喜びが率直に表せています。

人の位

見合い何度も やってはみたが
なぜか結べぬ 紅い糸

鈴木 曻

ご自身のことでしょうか。身内の方のことなのでしょうか?

五 客

花に飛びかう 紋白蝶は
少し離れて また戻る

岸 慶子

よく観察しています。

相知(おうち)良かとこ 見返りの滝
飛沫(しぶ)く紫陽花 四万本

櫓木 香代子

ご当地ソング。「しぶく」の写生表現が良い。

今の世紀に 見るものなのか
捕虜が 繋(つな)がれゆく姿

王田 佗介

ロシアとウクライナの悲しいニュース。20世紀の戦時中の日本軍や当時の敵軍の所業が目に浮かぶのですね。

捲(めく)る新聞 六十分で
ゆっくりしっかり 呆け防止

手銭 美也子

以前「新聞一つが愛読書」という歌がありました。

冨士のお山が 家から見えた
ビルのラッシュで 消えました

山田 浩司

富士見台とか冨士見町などの地名があるように、東京からも冨士山がよく見えていましたね。東京だけでなく、何処からも冨士山が見えにくくなっているのかも知れませんね。

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