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2021年04月15日

「テレビに映った河津の桜 天までピンクの真盛」2021年4月入選作品|老友都々逸

老友新聞2021年4月号に掲載された都々逸入選作品をご紹介いたします。(編集部)

天の位

テレビに映った 河津の桜
天までピンクの 真盛

勝亦 はる江

「天までピンク」に満開ぶりと桜見物の心の高揚感が出ています。地元がテレビに映し出された歓びも感じられます。

地の位

寒っ 寒っと 百年暮らし
何故に馴れない 此の寒さ

鈴木 とく

お齢を直に伺ってはいけませんが百歳でのご投稿なのですね。心よりご長寿のお喜びと、ご投吟頂くことへの感謝を申し上げます。

人の位

呆けた呆けたと 言われて一寸(ちょっと)
呆けた振りして 呆けてみる

鈴木 曻

半端な年齢の私共ですら、呆けや呆け振りの話題が出ると(我れ等老いたり)と思います。

十 客

初心(うぶ)に見えても 乙女の胸にゃ
蕾ふくらむ 梅の春

惣野代 英子

世間ずれしていないのに…。

自由気ままに 洗濯物が
ダンスした後 日向ぼこ

向井 智恵子

洗濯物を意志のある仲間として捉え、作者もひと休み。

表ばかりの 人生なんて
裏があるから 奥深い

王田 佗介

小説中の人物のように裏世界ばかり歩くのも、骨の折れる人生でしょうね。

雪に阻まれ 渋滞続く
温い差し入れ 北の人

櫓木 香代子

雪の高速道路での大渋滞。困った時はお互い様と不見不知(みずしらず)の人へ温いものの差し入れ。これは感動でしたね、南の方。

夜の散歩は 大人の時間
北斗七星 恋しくて

菊地 幸子

想い出多い北斗七星を眺めつつの夜のお散歩。勿論お連れも居らして(犬も…)などと推測させられるのは「大人の時間」の語からです。

春を待ちつつ 育てた花よ
ごめんね 昨夜は零下5度

手銭 美也子

愛しているものにも迂闊(うかつ)うっかりをしてしまうのが日常生活。井伏鱒二調なら「ごめんねだけが人生だ」ですね。

丹波春日は 歴史の街よ
春日の局の 誕生地

岸 慶子

三代将軍家光の乳母(実母説もある)。徳川初期の大奥の支配者。徳川政権の安定化に寄与した近世初期の随一の女性政治家。春日局は朝廷からの称号で、本名は齋藤福(通称お福)。美濃国の齋藤利三の娘。東京文京区春日は春日局の屋敷の所在による町名。生誕地を含め異説はいくつもあるが…。

青い山脈 私の十八番(おはこ)
マイク持ったら 歌います

山田 浩司

西条八十作詞・服部良一作曲で藤山一郎・奈良光枝が歌った終戦後の大ヒット曲でしたね。「若くあかるい歌声に雪崩は消える花も咲く~」。青 春を懐かしむのですね。

自粛自粛で 自宅にこもる
おしゃべり出来ずにボケが来る

鈴村 三保子

コロナもボケも恐ろしさは同じですね。

メール打てない 私は書くの
昔ながらに 筆もって

岡本 政子

それが日本人の一番敬意を込めた手紙の書き方です。

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