趣味
2024年05月16日
「白梅が空につながる梅林寺咲く枝散る枝五百本の庭」2024年5月入選作品|老友歌壇
老友新聞2024年5月号に掲載された短歌入選作品をご紹介いたします。(編集部)
一 席
白梅が空につながる梅林寺咲く枝散る枝五百本の庭
櫓木 香代子
「白梅が空につながる」が、五百本もの梅の姿を彷彿とさせ秀逸です。又、五百という具体的な数字も効果的に使われています。
二 席
絹さやは風に負けじとお互いにつるを絡ませ強靭となる
藤澤 忠男
強風に耐える様子を「お互いに蔓を絡ませ」と擬人化しました。安易な擬人化はお勧めしませんが、この一首の場合は成功しています。
三 席
立春の過ぎて日差しの少し伸ぶ白き花瓶に香る紅梅
岡本 政子
「日差しの少し伸ぶ」と、春の兆しを捉えました。紅梅の紅と、花瓶の白の色の対比も鮮やかな印象を与えます。
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