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2020年12月03日

「彼岸には彼岸花咲くコロナ下にこの密生のたくましきかな」2020年12月入選作品|老友歌壇

老友新聞2020年12月号に掲載された短歌入選作品をご紹介いたします。(編集部)

一 席

彼岸には彼岸花咲くコロナ下にこの密生のたくましきかな

竹下 富子

コロナの状況下であろうとなかろうと、咲く時期が来れば咲く。密生する真っ赤な彼岸花に強さと逞しさを感じ、感動を覚えたのです。

二 席

小走りの巫女の緋袴ひるがえり秋の陽受ける境内の午後

荻野 徳俊

「秋の陽受ける」は「緋袴」と「境内」両方に掛かります。巫女の動きが境内の静けさを際立たせました。お天気の良い秋の境内の雰囲気が良く描写されています。

三 席

気儘なるわれと暮らせる我がいて秋の夜長をゆうるり過ごす

山岸 とし子

普段はせかせかと忙しくしている「我」が、気儘な「われ」と暮らす時もある。秋の夜長はそんな気にさせてくれます。

佳作秀歌

こおろぎは恋の相手を見つけしかこのごろ声の優しくなりぬ

松尾 勝造

こおろぎの声がやさしく聞こえるのは恋をしているからかと思う作者の感受性が、瑞々しいですね。

孫叱るスルーされても又叱るいつか伝わる日が来れば良し

藤澤 忠男

孫をしっかり叱る祖父母が少なくなりました。可愛いからこそ叱る作者の深い愛情を、お孫さんは将来必ず理解しましょう。

秋一番の囲い始まる シルバーの天気次第の日は定まらず

阿部 サウ

冬囲いが始まったのですね。いつ始めるかはお天気次第という、おおらかで豊かな空気が伝わります。

積雪の富士は日毎に変わり見せ昨日傘雲今日は帯引く

勝亦 はる江

雪をかぶった富士山の姿を毎日何かに例えて見ることのできる作者。どのように見えても美しいことでしょう。

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