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2021年04月05日

「水煙が天まで届く出初式渾身の力で狙う筒先」2021年4月入選作品|老友歌壇

老友新聞2021年4月号に掲載された短歌入選作品をご紹介いたします。(編集部)

一 席

水煙が天まで届く出初式渾身の力で狙う筒先

王田 佗介

お正月に各地で行われる消防出初式。一斉に放水された水煙を「天まで届く」とダイナミックに表現したことで、生き生きとした臨場感溢れる一首になりました。

二 席

あづさゆみ春は来ており店先に並びし靴の歩き出すごと

岸 慶子

枕詞「梓弓」は、弓を「張る」から転じて「春」に掛かります。他に「引く、射る、矢」等に掛かります。「靴が歩き出すごと」が、春の軽やかな雰囲気をよく表現しています。

三 席

うっすらと雪の残れる我が庭にいとしきまでに椿一輪

山岸 とし子

雪の白と椿の赤の取り合わせ、更に「いとしきまでに」に込められた椿に対する愛情が、読者に鮮烈な印象を与えます。

佳作秀歌

パチパチと野焼き葦原地を這う火やがて大地は黒々となる

内野 光子

「野焼き葦原地を這う火」のリズムがとてもいいですね。

進む勇気退く勇気わきまえて余生送らな己(おのれ)戒め

松尾 勝造

退く勇気を持つ事はなかなかに大変です。自分を戒める事のできる知性が求められますが、時には自分を開放してあげる事も大事ですよね。

川の辺に一輪咲ける水仙花コロナに負けずいつまでも咲け

鈴木 とく

川辺に一輪だけ咲いている水仙に強さを感じ、負けるな!と思わずエールを送ったのでしょう。それは自分へのエールかもしれませんね。

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