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2020年05月08日

「暖房の部屋でサクサク噛む赤き林檎の里は雪深からむ」2020年5月入選作品|老友歌壇

老友新聞2020年5月号に掲載された短歌入選作品をご紹介いたします。(編集部)

一 席

暖房の部屋でサクサク噛む赤き林檎の里は雪深からむ

宮本 ふみ子

暖かい部屋で林檎を食べながら、その林檎が採れる寒い地方を思う。林檎の赤と雪の白との対比が効いています。

二 席

吊るし雛飾る寺への畑道仔鹿のような雲先駆けす

上田 昭子

小鹿は春を思わせる動物。そのような形の雲が自分より先に走っていく、とすることで早春への心躍りを表現しました。

三 席

水底にさらりと春の光あり鮒やめだかがかすかに揺らぐ

岡本 政子

水が「かすかに揺ら」いだために、春の光が感じられたのです。よく観察されています。

佳作秀歌

柳の葉ふれんばかりの水の面を鯉よぎりつつ波紋を広ぐ

荻野 徳俊

柳の緑色を出すことで、早春の川の情景が鮮明になりました。

カーテンをあければ向かいの屋根と屋根明るく光る今日も晴天

鈴村 三保子

明るい陽射し一杯の朝の幸福感が読者に気持ちよく伝わる一首です。

広大な富士の裾野の野焼き終え春待つ里に水菜が香る

勝亦 はる江

「富士の裾野の野焼き」という大きな景に、水菜とその香りの瑞々しさがよく似合います。

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