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2020年03月26日

スマートスピーカー」高齢者介護にAIが一役

介護業界で需要が伸びそうだと期待されているAI(学習・推論・判断といった人間の知能をもつ機能を備えたコンピューターシステム)機器がある。ここ2年ほどで急激に普及しているスマートスピーカーもそのAI機器のひとつだ。それは、高齢者がスマートスピーカーを利用することで、認知症予防になる可能性が高いと大きな注目を集めているからだ。スマートスピーカーにはどんな機能があるのか、高齢者にとってどう便利なのか、調べてみた。

「天気教えて」「今何時?」「灯り消して」
呼びかけ・質問にAI機器が応える

スマートスピーカーは、その名前の通り音を出す機器だ。音楽を聞いたり、ラジオを聞いたりできるのは当然のこと。だが、AI機器なのだから、それだけで終わるはずがない。
国内でよく知られているスマートスピーカーは、『LINE Clova』『Google Home』『Amazon Echo』『Apple HomePod』だ。そのどれを購入しても、まずはインターネットに接続したり、スケジュールや個人の情報などを入力し、設定を行う。次に利用者が行うのが「呼びかけ」だ。その後、質問や指示をするのだ。

例えばApple HomePodなら「Hey Siri(ヘイシリ)」と呼びかけ、続けて「今日の千代田区の天気を教えて」と質問をすると、「現在気温12度で曇っています」などと答えてくれる。いちいちニュースやインターネットで確認する手間は不要だ。

他にも「今日の予定は?」(時間管理)、「今何時?」(時刻確認)、「◯◯さんに電話して」(電話呼び出し)、「ニュースを読んで」など、実にさまざまな要望に応えてくれる。「音楽をかけて」と言えば日頃よく聞いている音楽から優先的に選曲して流すということもできるし、「ボリュームを上げて」といえばそれにも応える。
さらに、就寝時に「灯りを消して」と言えば、自分は布団の中にいながら部屋の照明も落としてくれるのだ。これらの機能は、まさに私たちがテレビや映画で見た近未来の生活のようではないか!

 

認知症予防にもつながる

体の動きに不自由のある人にとっても、スマートスピーカーは非常に便利なサポート役となる。一声発するだけで家電を使えたり、情報を得られるのだから。忘れてしまいがちな薬の服用も、情報を入力しておけばリマインダー(備忘通知)で教えてくれるという機能もある。

会話の少ない一人暮らし高齢者の場合は、スマートスピーカーに話しかけることで認知症の予防につながるといわれている。さらに認知症になってしまった人の場合は、同じ話や質問を何度もする傾向がある。介護をする家族にとってはこれがなかなかのストレスだ。だが、スマートスピーカーは同じ質問に何度でも答える。これが認知症患者にとっても、介護者にとってもストレスの解になるようだ。
また、オプションで脳トレや体操、見守りの機能を搭載することもできるので、まさに認知症の予防になる。

 

購入前に機能・特徴を確認

最後に購入の際の注意点を述べよう。
スマートスピーカーはオプション機能を含め、それぞれの商品により固有の特徴をもっている。自分が求める機能があるのか、それを確認した上で選択したい。また、それぞれのスマートスピーカーには起動させるためのウェイクワード(表1参照)がある。高齢者だと、この言葉が言いにくい場合があるのだ。タッチすることで操作可能になるものもあるが、認知症の場合はその行為自体難しいことも。
購入を検討している方は、まずはその点を確認することが大切だ。(老友新聞社)

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