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2021年01月15日

緊急事態宣言下の運動不足解消にも。動画で「リモート健康体操教室」浦和大学の学生と教員が考案

日本全国にある大学の数はおよそ780校。その多くが一般の人々に向けた公開講座を設けている。私立浦和大学(埼玉県さいたま市)もそのひとつだ。この大学では、65歳以上の地域住民を対象にした『健康体操教室』という講座を設けてきた。だが、このコロナ禍で、今年は『リモート健康体操教室』として動画で配信することとなった。対象を高齢者に絞ったものは、数ある体操の動画の中でも貴重である。さらに、そこには動画を作った学生たちの思いもこめられている。そんな『リモート健康体操教室』を紹介しよう。

浦和大学の学生と教員がプログラム考案
高齢者対象で「自宅で体力づくり」

「(『健康体操教室』が中止になって)残念ですね。毎年来ていただいている高齢者の健康も心配です。たとえば動画配信とか、別の方法で役に立てたらうれしいですね」
そんな学生の一言が、私立浦和大学の動画『リモート健康体操教室』配信のきっかけだった。

過去7年間、総合福祉学科健康スポーツコースの教員と学生は、地域に住む65歳以上の高齢者に向けて対面の『健康体操教室』を開催してきた。トレーニング機器を使った筋力トレーニング、運動効果の高いノルディックウォーキングなど、めずらしいスポーツを取り入れたプログラムで構成。また、専門大学ならではの生活に役立つ正しい健康情報も提供し、毎年参加を楽しみにしている市民が多かった。

「楽しさ安全」第一に

「いちばん重要なのは安全対策です。プログラムを作成する際には必ずリハーサルをし、教員がチェックしています。今まで『健康体操教室』を実施する中で怪我をしたり、具合が悪くなった方はいません。次に重要視するのは「楽しさ」です。楽しくなければ取り組んでもらえないし、継続にもつながりませんから」
と、指揮をとる社会学部総合福祉学科の片山昭義教授が説明するように、細やかな配慮が人気の所以であろう。

指揮を取る片山昭義教授(写真右)とプログラム作りに共に参加している社会学部の中島悠介講師

しかし、コロナ禍でこの『健康体操教室』の中止が決定。そこで『リモート健康体操教室』となって、昨年9月28日~12月14日の毎週月曜日、動画配信サイトYouTubeで配信することとなったのだ。当然、今現在も視聴ができ、また何度でも繰り返し見ることができる。

また、片山教授は動画作りにこめた学生の思いも強調する。
「多くの学生は生活時間が不規則になってスケジュールの管理が煩雑になっています。しかし、この動画撮影では遅れたり休む学生がひとりもいなかった。他の授業では見られない、学生の真剣さや熱意がこめられています」

学生自身がモデルになり
準備体操から脳トレまで

動画では準備体操から整理体操まで、また認知症予防運動(脳トレ)も、学生がモデルとなって実際の動きを見せてくれる。

楽しさこそ継続に繋がるという

制作に参加した学生からは
「何より自分たちが楽しめるようなプログラムにしようと思いました。自分たちが楽しめなければ相手も満足できない。それに、楽しんで行うことでより高い効果が得られると思います」
「このリモート健康体操教室が、他の大学や施設にも広まってくれることが、いちばんの願い」
といった声が届けられた。

学生の思いがこめられた動画には、けっしてひとりではないと感じられる雰囲気がある。「体操を教える方、教えられる方、相互に良い効果があります。また、多くの方に健康体操を伝えることができるというメリットもあります。本学の学生と共に、皆さんの健康をお祈りしております」という片山教授。

動画撮影に取り組む学生のみなさん

ぜひ一度、画面を通して浦和大学の学生たちと一緒に体操してみてはいかがだろうか。なお、『リモート健康体操教室』はYouTubeサイトで閲覧できる。

・「リモート健康体操教室」
https://www.youtube.com/channel/UC0IH_K-uYBoLsJ-6hPstYjQ

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