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2025年05月22日

「鴨川に白の気品やゆりかもめ」2025年5月入選作品|老友俳壇

老友新聞2025年5月号に掲載された俳句入選作品をご紹介いたします。(編集部)

鴨川に白の気品やゆりかもめ

小柴 一子

ゆりかもめは本州西部に渡来する冬鳥ですが、京都の鴨川には多く見られ、流れに白い身を漂わせている姿が京都の風物詩になっています。「白の気品」は歴史あるこの地に冬を過ごす鳥にふさわしい賞美です。

鳥曇夫を残して入院す

佐野 智津子

夫婦のどちらが入院しても暮しに支障をきたします。特に家事を担う妻の入院は、夫にとって不自由な日々を強いられます。そんな夫を案じつつ入院する作者の憂慮が季語から窺えます。

野仏の糸引くおん目春の風

鈴木 とく

「糸引く」にはいろいろな語意がありますが、この場合は糸を張ったような状態、つまり細くピンと張った目をイメージさせます。いかにも心地よさそうに春風に目を細めている石仏です。

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