趣味
2026年01月20日
「熊だって生まれたからにゃ生きなけりゃ」2026年1月入選作品|老友川柳
老友新聞2026年1月号に掲載された川柳入選作品をご紹介いたします。(編集部)
天 位
熊だって生まれたからにゃ生きなけりゃ
王田 佗介
人間が襲われると、にわかに話題沸騰の熊。視点を人間から熊に移したことで、バランスの取れた見方を提示。一歩引いて見るのも川柳の役割です。
地 位
秋桜やかくれんぼした友はいま
森井 睦子
満開のコスモスを愛でる今。幼い頃、一緒にかくれんぼした友がふと脳裡に。連絡は取れないけれど、どうしているのかなと思う心が切ないですね。
人 位
扇風機過労働にも手当なし
細川 彰
猛暑が長く続いた令和七年。冷房の他、扇風機が酷使されたけれど、人ではなく機械だけに、手当などなし。人間の身勝手さを暗に風刺しています。
五 客
あの暑さ今度は寒さケセラセラ
鈴木 とく
厳しい気候をどうしのぐか。過去は忘れるのも有効で、その際「あの」を付けるといいですよと、知恵を貸してくれる一句。
特殊詐欺掛かった振りして捕まえる
下田 尚保
被害が広がる特殊詐欺。摘発には工夫が必要で、引っ掛かる振りをする手段もあると。独居高齢者には厳しい時代ですね。
一年の戦い終るかぼちゃ煮る
森井 睦子
国同士から、組織・個人まで、戦いの終息を祈る心情。歳末、冬至のかぼちゃを煮る時にも平和を祈る姿勢は尊いですね。
旱魃に悪名豪雨稲救う
本庄 一郎
物事にはマイナスだけでなく、プラスの側面も。豪雨は、水不足に泣く稲には救いの神だと気付かせるのも、大切な視点。
初めてのイスを射止めた奈良の女(ひと)
瀬川 征光
時の人をどう料理するか、川柳作者の腕の見せどころですね。高市総理の名前や肩書を伏せた一句に仕立てたのは巧みです。
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