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2019年07月26日

「母に甘えて 久方振りに 土の匂いの 母と寝る」2019年7月入選作品|老友都々逸

老友新聞2019年7月号に掲載された都々逸入選作品をご紹介いたします。(編集部)

天の位

母に甘えて 久方振りに
土の匂いの 母と寝る

飛田 芳野

今回の投吟五章すべてが佳吟です。他の四作品も没吟にせず再投吟して下さい。

地の位

今日は遅番 明日は泊り
息子ドクター三十年

櫓木 香代子

ご自慢のご子息ですね。「医者の不養生」を地で行くご多忙ぶりを心配しているのです。せめて七七七五に愚痴って下さい。

人の位

心に結んだ絆は 堅い
幾歳すぎても 褪せぬ愛

天野 照華

ご主人との絆か友人との絆かは判然としていませんが、「褪せぬ愛」には古い昔の「ゴンドラの唄」命短かし恋せよ乙女…が聞こえて来そうです。

十 客

風はさわやか 陽は暖かく
生まれ故郷は 母の膝

惣野代 英子

子どもの頃に味わった御母上の膝に居る心地良さと安心感が故郷にはあるのですね。故郷のある人が羨ましい。

子どもが群がり 暴れるそばに
出征兵士の碑がひとつ

向井 智恵子

時の流れの速さと世の中の価値観の変化に途惑うばかりですね。

わけを言わない かわいた別れ
雨にあやめが ゆれている

黒木 弘

「わけ」も「かわいた」も平仮名でした。「あやめ」の平仮名によくマッチしています。

煙 漂う庭バーベキュー
一家総出のこどもの日

高木 まつ

作る人、食べる人、微笑む人、しゃべる人…。こんなに良い日はザラにありませんね。

歩き疲れた大人を尻目
子供遍路の 鈴の音

王田 佗介

鈴の音の元気さが伝わってきています。

ちょっと来いよと 山では呼ぶが
一寸丈でも 顔見たい

松本 タケ

見たいお顔はどなたのお顔会えば一寸じゃもの足らぬ。「ちょっと来い」は山鳥「小綬鶏=コジュケイ」の鳴き声。

昭和人間 我慢に強い
令和時代の花になる

冨田 いつ子

下の句は「~令和時代へ花を添う」でしたが気概を一層込めての口語体にしてみました。

夏日真夏日 雑草元気
欲しい 私も そのパワー

菊地 幸子

今年は五月に真夏日が来ましたね。

柏の葉っぱも ほどよく開く
手作りした頃 思い出す

勝亦 はる江

端午の節句の柏餅。懐かしい日本の伝統も今はほとんど店頭で購入するものとなりましたね。

一人留守番 行楽日和
若葉萌え出す 初夏の風

岸 慶子

私も近頃「留守番の楽しみ」が解るようになりました。

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