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2022年02月28日

「コロナ何時去る 当て無い事を 神に願った 初詣」2022年2月入選作品|老友都々逸

老友新聞2022年2月号に掲載された都々逸入選作品をご紹介いたします。(編集部)

天の位

コロナ何時(いつ)去る 当て無い事を
神に願った 初詣

鈴木 曻

正月三ケ日の神社仏閣は何処も大変な人出でしたね。初詣は日本の良い習わしの一つだと思います。

地の位

部屋の中まで さし込む冬陽
布団干しつつ 寝そべって

岸 慶子

日差しの暖かさが恋しく思わず……。

人の位

白い花びら ドラセナ五本
咲くのをひと月待ちました

藤本 洋子

ドラセナは幸福の木とも言われる観葉植物。近所の人は見た事がないと言うので咲いたら教えるね、と約束したのでいつ咲くかと、とても気をもんで居ました――とある。

九 客

落ち葉くるくる あの日の散歩
手袋代りの あなたの手

王田 佗介

下の句が二人の情景と心を見事に表しています。

中折れ帽子の 似合った良人
浮かぶ笑顔の 年の暮

手銭 美也子

中折れの似合うダンディなご主人。年の瀬の賑やかな街景色にもよく似合う方。

何だかんだと 十万円が
師走の日本を 掻き混ぜる

櫓木 香代子

地域によってやり方の異なった十万円の処理。考えりゃ我々の出した税金。「掻き混ぜる」がいい。

残り一枚 今年のコヨミ
越せば 数えの九〇才

小林 良一

満八七才との添え書きがありますが、昔は生まれたての子を一歳(ひとつ)と呼んでましたね。思えば遙(はる)けき旅路でしたね。

コロナ下火か シニアの集い
老(ふ)けて笑顔で グータッチ

冨田 いつ子

とに角流行病(はやりやまい)が納まり、集まれることが嬉しい。人の笑顔に会えることが嬉しい。

夜空の花園 見事な花火
光流れて 夢一夜

天野 照華

夜空全体を花園として上がる花火を花その物と捕らえました。確かに夢の一夜ですね。旅先ですか?

テレビショップの受付デンワ
人を増やして 待ってます

山田 浩司

受付けの人数を増やすどころか、こちらを気遣って向こうから掛け直して呉れますよ。

独り暮らしの 乾いた胸に
酒は愁いを 流す水

惣野代 英子

古来、酒への感懐は多くの人に語られて来ました。上戸(じょうご)からも、下戸(げこ)からも…。

秋の夜道を 急いで帰る
待つ人さえ無い 一人部屋

鈴木 とく

夜道ゆえの急ぎ足だが、考えれば別に急ぐことも無いことに気付く淋しさ。

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