趣味
2026年08月21日
「入院は知らぬ街なり夏の蝶」2026年8月入選作品|老友俳壇
老友新聞2026年8月号に掲載された俳句入選作品をご紹介いたします。(編集部)
天
入院は知らぬ街なり夏の蝶
畑 美保子
入院という不安な状況、しかもその病院は馴染のない地にあるのですから心細さは格別でしょう。この憂慮を和らげ、快癒を予感させそうな夏蝶です。無事の退院を祈ります。
地
明かり消ししばし聞き入る梅雨(ばいう)
王田 佗介
鬱陶しい梅雨時、その雨音を闇の中で聞いています。一読気が滅入る状況ですが、静かに聞き入るうちに、この世にいま生きていることを強く意識しそうなおもむきがあります。
人
夏草の踏み跡辿る河川敷
小柴 一子
夏の河川敷は草深くて歩きにくいのですが、ここを次々と通った人の草なかの道が自ずと出来ます。この踏み跡を歩む楽しそうな作者の姿が眼にうかびます。
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