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2023年07月28日

7月は特選が3作品と無審査が1作品。|皇寿書壇2023年7月入選作品

7月は特選が3作品と無審査1作品を掲載いたします(編集部)

特選

飯塚 英子(翆瑶)

読み=窓下清風有り(窓べに清風が清風がおとずれる)
季節感ある語句を安定した軽やかな筆致で清雅に纏めて下さいました。筆脈・気脈がよく通い、気持のよい風が吹く情景を描写しているようです。文学的表現された作を評して特選とします。

外丸 暁子(暁峰)

読み=一鳴驚人(普段は何もしないが、いざとなったら驚くべき力を発揮する)
「鳴・驚」の2文字は筆脈をよく繋ぎ造形もよく「人」字の左に払う線にはカスレが生じております。この鋭敏なる線条が語句の意を的確に表現しているものと成り、見応えのある作となりました。

吉田 美枝子(紫芳)

読み=吾が心太古に在り(吾が心は上古に在る如く素朴でけがれがない)
肉太の線がどっしり堂々と五文字を纏めて下さいました。字形も用筆も独特で筆力も有り、肥痩の変化が面白く味わい深き独自の世界が表現されております。
創作するに当たって、即興的に書くことも構想を練ってから取りかかる場合もあり、いずれにしても心の準備が大切です。従来ある書風を参考にすることもよい方法であるから、書風について理解して下さい。
また、用具によってもその表現が変わってまいります。どんな用具を使用するかを決めてかかることも必要です。

無審査

齋藤 北城

ご高齢を感じさせぬしっかりとした筆調で行書五文字を纏めて下さいました。運腕よく動き、確り紙面をを押えた筆先は淀みなく枯淡にして味わい深き作です。
どうぞこれからもお身体大切になさり健筆なる作をご出品下さいますようお願いいたします。

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