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2023年12月04日

11月は特選が3作品と無審査が1作品。|皇寿書壇2023年11月入選作品

11月は特選が3作品と無審査1作品を掲載いたします(編集部)

特選

飯塚 英子(翠瑤)

読み=坐花酔月(月を観ながら酒に酔う)
「酔」字の終筆と「月」字の一画目の線を繋ぎ「花」字の草かんむりの点をポンポンとリズムよく配置し「坐」字の造形などにも一工夫があり、それに伴って楽しく酒に酔う様が余白にも表現されて創作意欲旺盛に四文字を纏めて下さいました。

外丸 暁子(暁峰)

読み=人品甚(はなは)だ高し
落款は書と記されておりますが、この作は元の趙子昂の蘭亭十三跋を臨書して下さったものと思います。字形よく真似られ安定した用筆で原帖の意を確りと捉え形臨されております。温雅整斉で沈着に品格よろしく四文字を纏められて作品全体に真面目な学習態度が窺えることを評して特選とします。

吉田 美枝子(紫芳)

読み=雲心月性(淡白で無欲なさま)
行書草書をうまく取り入れて四文字を纏めて下さいました。
草書は点画が続くためについダラついしまいがちですが、この作筆のバネを利用してリズムカルに筆意・筆脈をよく通し律動感よろしく仕上げております。
お名前(落款)も作品の一部です。気を抜かずしっかりとお書きになりますようご留意下さい。

無審査

齋藤 北城

「長鳴…」とお書き下さいました作は「九」の字がほか四文字よりも大きく、終筆の線が太く少々気負いすぎた感がありますが、老練な筆致で紙面を確りと捉え雅趣に富んだ作です。
もう一点「紗窓…」と書して下さいました作は前回写真掲載させていただいた作と同じ語句で同じような字形ですが、今回は少し趣が違い結体整斉にして抑揚を付けることにより線質を密に奥行きのある作となっております。

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