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2018年03月30日

「湯島天神おみくじ引いて 梅の小枝に結ぶ恋」2018年2月入選作品|老友都々逸

老友都々逸 eyecatch_dodoitu

老友新聞2018年2月号に掲載された都々逸入選作品をご紹介いたします。(編集部)

天の位

湯島天神おみくじ引いて
梅の小枝に結ぶ恋

飛田 芳野

湯島天神には野球の王貞治選手の「努力」の碑と並んで都々逸之碑があります。知るや白梅玉垣に…の名歌や芝居「湯島の白梅」の場面が目に浮かびます。平易な表現に魅かれます。

地の位

酒を飲むのにチャージをとられ
ウチも取るわと妻が言う

山田 浩司

外でのうかれ話を、うっかり家の中でも口にしてしまう人の好さが作品の面白さになっています。

人の位

ほかほか肉まん寒さも嬉し
平和な日本で有難い

鈴村 三保子

肉まんの美味しさが「寒さも嬉し」で滲み出すようによく伝わってきます。

十 客

彼方此方(かなたこなた)の戴き物で
小春日和の柿すだれ

手銭 美也子

干し柿の甘さが、ご近所の皆さんの好意で増幅し、柿すだれが冬の青空に綺麗です。

小粒しぶ柿たわわに熟し
富士の姿によく映る

勝亦 はる江

近景と遠景。そして色の対比を上手に伝えています。

一の鳥居を潜って歩く
神に近づく砂利の音

大西 和子

「神に近づく」が神宮の玉砂利の参道をよく表しています。

あかすことすら出来ないことも
あって夫婦の化かし合い

黒木 弘

化かし合いが愉快ですね。ご夫婦の年期がさり気無く詠み込まれています。

曾孫三人冬至のゆず湯
しぶきと笑いではじけそう

岡本 政子

曾孫の生気は子や孫とはまた違った感覚で受けとめるものなのですね。

好きな貴方の隣にしよか
迷う炬燵の恋心

惣野代 英子

正面で笑顔を見せる手もあるのですね。

夢は見るけどただそれだけで
いつも買はない宝くじ

三橋 ユキ

テレビに当選番号が映し出されるのに、手許に宝くじは無いのです。

柿も色付き八方美人
好いて好かれて旅に出る

岩崎 ますゑ

柿が旅に出るのですね。

元気ですかの賀状の友の
うっとり見とれる筆の冴え

向井 智恵子

きっとご本人もよい字を書かれる方なのでしょう。

恋のBG(びーじー)葦雀(よしきり)鳴いて
燃えたあの夜が愛おしい

鈴木 曻

BGとは背景音楽のこと。葦雀は行々子・葭切…などとも書かれますが夜鳴くかは?

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