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2018年11月29日

「朝のテーブル一息つけば 秋がひっそり来て座る」2018年11月入選作品|老友都々逸

老友都々逸 eyecatch_dodoitu

老友新聞2018年11月号に掲載された都々逸入選作品をご紹介いたします。(編集部)

天の位

朝のテーブル一息つけば
秋がひっそり来て座る

高木 まつ

あわただしく皆が職場に学校に出掛けた後。秋と主婦の心が溶け合っている感じ。

地の位

天真らんまん子供の夢が
雑魚寝しているおもちゃ箱

飛田 芳野

玩具を、子供の夢が互いに寄っかかるように雑魚寝していると捕えた感覚が見事です。初句に今一工夫を。

人の位

亡母のハガキはひらがなばかり
何時も私の中にいる

三橋 ユキ

精一杯お書きになった母上様のお心の有難さを「ひらがなばかり」に表しています。「いる」がいいですね。

十 客

ピタリ柱に頭と足を
背すじ伸ばして生きてます

櫓木 香代子

頭と足の間に人生がシャンと伸びています。普請のよいお宅の柱が目に見えます。

思い違いかそれとも病気
私 微妙なお年頃

大石 志津江

ご自分をお年頃と見立てて恋の勘違いを喜劇仕立てに表現しました。「私微妙な」が可笑(おか)しい。

南瓜(かぼちゃ)煮た時自分の味に
満足満足良い笑顔

鈴村 三保子

「時」と「良い笑顔」に再考を加えて一層よい作品に仕立ててください。

赤い鉢巻トレードマーク
元気届けるボランティア

王田 佗介

ニュースになったあのオレンジ色の鉢巻さん。自己を律する強い心の持ち主でしたね。

田んぼ見張りを引き受けました
父さん案山子が着る背広

向井 智恵子

案山子作りにも創意工夫が要りますね。

敬老祝いに孫から届く
寒さしのぎの冬帽子

岩崎 ますゑ

お孫さんの心が帽子以上の温かさなのですね。

カルタ双六あがりがあるが
人生双六ままならず

岡本 政子

どちらも賽の目任せとは言えども…。

恋もあれきり落葉となって
あなた私に秋の風

惣野代 英子

「秋」を「飽きる」に掛けています。古い手法ですが手慣れた恋歌の詠みっぷりです。

あなたと私は五と五の力
泣いて笑って共白髪

手銭 美也子

ご夫婦が五分五分でお年を召して来たことを感謝なさっていますね。

生きて居るから苦も楽もある
お迎えまだまだ先の事

鈴木 とく

お迎えが来たら追い返すまでのことですね。

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