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医療と健康

2019年01月08日

運動の楽しさわかちあう

学生時代はラグビーに没頭していた会社員のAさん。ここ15年ほどは身体を定期的に動かすこともなく、無趣味な日々を送っていました。平日は会社と家の往復、休日はごろごろと寝て過ごしてばかりいたそうです。
転機をもたらしたのはある日の外出。クライミングに興味をもった娘がスクールに見学に行くのにつきあったことでした。クライミングの様子を見学していたら「自分もやってみたい」という気持ちが久々に湧き上がってきたのです。
少し前に受けた健康診断の中性脂肪値が気になっていたところでした。一人で新しいことを始めるのは億劫だけど、娘と一緒なら…と思い、「2人でやってみよう」と誘ったところ、意外にもすんなりオッケーの返事。さっそく休日にクライミングのスクールに一緒に通い始めました。
体を動かす喜びを久々に味わい、娘とも会話が増え、Aさんは日々の生活が楽しいと感じるようになりました。

ビジネスマンの多くは、以前のAさんのように無趣味です。それをふつうだと思って過ごしていないでしょうか。
筑波大学の研究グループは、「趣味」、「教養」、「運動・スポーツ」の余暇活動が中高年のメンタルヘルス維持に有効であることを明らかにしました。
厚生労働省が全国で実施した「中高年者縦断調査」の回答者、約1万6600名のデータを用いて余暇活動や社会活動が5年後のメンタルヘルスに及ぼす影響を解析した結果、わかったことでした。大事なのは、「運動・スポーツ」は他者と実施する場合のみが有効だとわかったことです。

Aさんではありませんが、皆さんも生活の中で楽しいと思えることを見つけられるといいですね。

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山本 晴義 医師
  • 心理カウンセラー

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