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2017年05月29日

美空ひばり生誕80周年。激変した価値観の中で「健康」はどう変わったか?

美空ひばりが生誕80周年を迎えた。老友世代にとって、美空ひばりといえば今でも不動の人気を誇る歌姫である。

戦後を振り返ると、力道山や石原裕次郎など、次代を担ったスーパースターが沢山いた。これらスーパースターたちは私達の共通の価値観として強いカリスマを与えてくれていたが、昨今はどうであろうか。

様々な価値観にあふれ、そして様々な選択肢も用意された今の時代において、皆共通の認識や価値観というものは薄れつつあるように思える。
もちろん今の時代が悪いということではない。十人十色、様々な趣味を持ち、それぞれが自分の価値観のもとで選択を繰り返して歩んでいる。老友新聞も60年以上も続く本紙紙媒体から、今ご覧いただいているWEBサイトへと選択肢を広げているのだ。

今、医療の向上によって、日本人の平均寿命は男で78.79歳、女では85.75年となっている。これは喜ばしいことであるが、一方で「健康寿命」との差は、男性で9年、女性では13年もの開きがある。医療の進歩で寿命は延ばせても、健康寿命との差を縮めるには、個人それぞれがヘルスリテラシー(健康に対する意識)を高めることが必要不可欠だろう。
様々な選択肢が与えられている今の時代、言い換えるならば、全てが自己責任の時代ともいえる。自身の健康寿命を延ばすのも、日頃からの健康管理、疾病予防がすべて。自己選択、自己責任である。

もし美空ひばりが今の時代に生きていたなら、どんなシニアになっていたのだろうか。どんな生活スタイルで、私達にどんな夢を見せてくれていたのだろうか。もしかすると、スーパースターとしての強いカリスマのもと、現役で美声を披露してくれているかもしれない。それはきっと若々しい健康的な姿に違いない。

「美空ひばり・80歳でも現役!その健康法は?」
…そんな話を伺ってみたいものである。(老友新聞社)

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