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2018年10月03日

シニアと大学生が相互交流 コミュニティーサロン「みなみおおさまカフェ」(東京都八王子市)を訪ねて

去る6月12日に開催された『みなみおおさまカフェ』では、八王子つむぎ会が古典阿波踊りを披露し、会場を賑わせた。

生きがいの発見、生き生きとした生活、地域とのつながり、閉じこもり対策、そういったことを目的に、高齢者が集まり交流できるサロンができて久しい。そしてそれらは主宰者のアイディアによって、様々な特徴をもって数を増やしてきた。
2016年11月から開催されている『みなみおおさまカフェ』も魅力的な個性をもったコミュニティーサロンだといえるだろう。地域の人々を巻きこんで開かれ、盛況を博している『みなみおおさまカフェ』を訪れてみた。

「首都大学東京」構内の喫茶コーナーにて
誰でも参加できる!

東京都八王子市・南大沢地区の緑溢れる丘陵に、公立学校法人首都大学東京がある。
その国際交流会館喫茶コーナーで、毎月第二火曜日午前10時~12時、誰もが参加可能な『みなみおおさまカフェ』が開催されている。
参加費は100円で、コーヒーとお菓子が提供される。

「ニュータウンとして開発された南大沢地区は、現在多くの大学生がいる活気溢れる町。その大学生と地域の人々が年齢を越えて交流する拠点になっているのが『みなみおおさまカフェ』です。
運営は八王子市高齢者あんしん相談センター南大沢、首都大学東京が中心となり『南大沢を知ってほしい会』、民生児童委員などが協力して行っています」

と話すのは、同じくカフェの運営に参加している八王子市民活動協議会の堀内進一さんだ。

「お手伝いのスタッフも含めるとシニアを中心に毎回60~70名が参加されるんですが、回を追うごとに増えていますね。スタッフに大学生がいること、カフェが大学構内にあること、また、年齢や居住地区に関わらず誰でも参加できるということが大きな特徴ではないでしょうか」

「閉じこもりが解消」
「生活にメリハリつく」

カフェは二部構成で、10時~11時は喫茶の時間。運営スタッフでもある約10名の学生が参加者の輪に加わり話をする。

「とにかく閉じこもりがいちばん怖い。今、体操とコーラスにも参加していますが、人との出会いが大切だと思うんです。その意味でもこのカフェは有意義ですよね」

と真剣に語るのは79歳の女性。
一緒に来た75歳の女性も、

「年をとると、その日その日の用事を作らないと出かけなくなってしまうでしょう。このカフェも毎月予定に組み込んでいると、生活にメリハリがつきますよね」

と同意する。

「経験豊かな話を聞き
教えられること多い」―大学生談

一方、学生にとってもカフェの運営は貴重な経験になっているという。学生スタッフのリーダーで大学院博士課程の篠崎ひかるさんはこう語る。

「普段の生活は大学とアパートの往復だけ。知り合う大人の人も2人くらいでした。でも『みなみおおさまカフェ』に関わることで多くの方と会い、色々なお話を聞かせていただいています。今まで知らなかったことも教えていただき、みなさんに育てられているんだなと思うようになりました」

コーヒーコーディネーターの資格をもち、カフェのコーヒーも担当している修士課程2年の齋藤志恩(しおん)さんの言葉からも確かな相互交流が実現していることがうかがえる。

「最初の頃、コーヒー作りに集中していたら参加者の方に『学生さんと話にきてるんだよ』と言われたんです。それからは今住んでいる南大沢地区のことなどたくさんのことを教えていただきました。コーヒーに興味を持って、講義をやってほしいと言ってくださる方もいて、実現できたらいいなと考えています」

去る6月12日に開催された『みなみおおさまカフェ』では、八王子つむぎ会が古典阿波踊りを披露し、会場を賑わせた。

去る6月12日に開催された『みなみおおさまカフェ』では、八王子つむぎ会が古典阿波踊りを披露し、会場を賑わせた。

社交ダンスや手品など
大学サークルの発表も

『みなみおおさまカフェ』の二部は11時頃~12時で出し物の時間。社交ダンスや手品など大学サークルの発表や、一般の有志の人たちの発表があり、さらに全員で懐かしい歌を歌う。こちらも参加者に好評だ。
中国などからの留学生も、話の輪に加わって一緒に歌ったり、日本や中国などの話を楽しんでいる。

先にも述べたように、『みなみおおさまカフェ』へは誰でも参加できる。興味のある方は高齢者あんしん相談センター南大沢(電話042・678・1880)までお問い合わせを。(老友新聞社)

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