趣味
2026年07月16日
「鳥埋めて土にしみいる春の雨」2026年7月入選作品|老友俳壇
老友新聞2026年7月号に掲載された俳句入選作品をご紹介いたします。(編集部)
天
鳥埋めて土にしみいる春の雨
近藤 貞子
鳥の躯を埋葬した土をしっとり濡らす雨です。作者が飼っていた鳥かもしれません。その命を惜しむにふさわしいしめやかな春の雨がいいと思います。
地
糸通し夫に頼みし更衣
佐野 智津子
例えば更衣にあたって服などのとれていた釦をつける場です。高齢になると針に糸を通すのが大変です。この夫婦の日頃の暮らしぶりを想像させる余情があります。
人
カーテンの隙間の朝日夏近し
玉置 禮子
カーテンとカーテンの間から差す朝日でしょう。この朝日の輝きに、季節の動きを感じとっています。常に見ている光景の些細な違いをとらえた作品です。
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