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2026年02月17日

「老いふたり音せぬ暮し小鳥来る」2026年2月入選作品|老友俳壇

老友新聞2026年2月号に掲載された俳句入選作品をご紹介いたします。(編集部)

老いふたり音せぬ暮し小鳥来る

王田 佗介

高齢夫婦の静かで穏やかな暮しぶりが伝わります。老いてこその安らぎの暮しですが、ひっそりと生きる二人の日々に、ときには小鳥が来て潤してくれます。

さり気なき別れの握手冬の虹

佐野 智津子

強い握手をしたのでは別れにくかったのかもしれませんね。「さり気なき」で却って辛さひとしおの別れを感じさせます。冬の虹が素敵な別れを暗示しています。

手にのせて息とめて見る雪婆

岸 慶子

「雪婆」は体長二ミリ程の綿虫のことです。晩秋、初冬に蒼白く光りつつ浮遊するように飛びます。この優美な姿を手で掴みとったものの、繊細でいまにも壊れそうな命に戸惑っています。

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