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2016年05月09日

見えすぎちゃって嬉しい悲鳴!?白内障手術体験記

栃木県 T・O

以前より白内障で目がぼやける、白く霞むと感じていましたが、この数ヶ月でかなり見えなくなり、畑仕事や家事仕事もできなくなってまいりましたので、思い切って白内障の手術をすることにしました。

若い頃にヘルニアで入院して以来、めったなことが無い限り病院へは行かない私。何十年ぶりかの病院。手術の日を決め、そして目薬を数種類渡され、手術の前の数日間、この目薬を決められた手順で使用します。これが少し面倒です。

いよいよ手術当日。まずは右目だけを行ないます。主人に車で送ってもらい、病院へ行くと、私と同じように手術を受ける人が数組待っていました。手術の説明を受けた後、いよいよ私の番です。目にメスをいれることもあり、緊張しました。

実際にはあっという間。ベッドに寝ていた時間は15分くらいだったでしょうか。大きなカップ型の眼帯をされ、「明日までは眼帯を絶対にはずさないでください。お風呂も禁止です」と言われました 。

次の日、再度主人に付き添われて病院へ。いよいよ眼帯が外れるのです。自分の目がどのようになったか、どきどきします。

眼帯をはずしてもらうと、びっくり。明るくよく見えます。こんなにも見えるようになるのかと嬉しくなったのもつかの間。鏡で自分の顔を見て、またびっくり。顔の小じわやしみがよく見え、自分の事ながら年寄りだなと感じ、笑ってしまいました。

家に帰ってもびっくり。家中あちこちが汚れています。いままで見えていなかったものが見えてしまう恐ろしさです。流し、トイレ、お風呂、床、壁、そして庭……。あらゆる場所の汚れが気になります。それから数日間は「お掃除おばさん」になりました。

片目だけの手術でもこれほどよく見えるようになりました。来月は左目の手術です。今度はそれほど怖くないので、むしろ楽しみです。

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