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2023年04月25日

「屋根にどっさり雪まで積んで元気届ける定期便」2023年4月入選作品|老友都々逸

老友新聞2023年4月号に掲載された都々逸入選作品をご紹介いたします。(編集部)

天の位

屋根にどっさり 雪まで積んで
元気届ける 定期便

王田 佗介

雪までも元気の源と捕えて定期便にエールを送っています。

地の位

山はあれども 登れぬ齢(よわい)
リュックに詰め込む 避難食

櫓木 香代子

添え書きに「昔、登山家」とあるのはご自身のことと推察。「何故登るのですか」の質問に「そこに山があるから」というエベレスト登山家の科白が懐かしい。

人の位

デイサービスは 入浴ひる寝
眠れないまま 振りをする

小林 良一

子供の頃に母親から眠付いたかを確認される様子を想い起こしました。

五 客

式守伊之助 出雲の誇り
「福」の色紙の プレゼント

手銭 美也子

木村庄之助と並んでの立行司(行司の最高位)。当代(第41代)伊之助は出雲の御出身。よい色紙をお持ちですね。

10時目覚めて 始まる生活(くらし)
先ずは朝めし パン喰らう

鈴木 曻

お人にも寄るのでしょうが、気温の高くなる時刻の起床の方が老いの身には良いのかも知れませんね。ご自身への描写の為、態(わざ)と荒っポク表現していますね。

おいじょ、おいじょと 呼ぶ枯すすき
まだまだこの世にある みれん

岡本 政子

「おいじょおいじょ」は「おいでおいで」。

始動するぞと 炬燵を出れば
用事忘れて 又もぐる

岸 慶子

拙宅には炬燵が今、在りませんが、懐かしく想い返しています。

寒い寒いと 一杯やって
炬燵もぐれば 猫がさき

鈴木 とく

童謡「雪やこんこ」の「猫は炬燵で丸くなる~」が、想い出されます。

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