趣味
2026年09月24日
「氷壁の軋む地球の声を聴く」2026年9月入選作品|老友俳壇
老友新聞2026年9月号に掲載された俳句入選作品をご紹介いたします。(編集部)
天
氷壁の軋む地球の声を聴く
岡本 政子
アラスカ旅行の作品だそうですが、いまアラスカをはじめ世界中の氷河が地球温暖化で急速に減りつつあります。この「地球の声」は全世界で進む自然破壊への警告の声でもあるでしょう。
地
燈明の消え残る香や夏の朝
田原 きよ子
家庭ではなく、神社あるいは仏閣の燈明でしょう。燈明をあげたあとの清々しい気持が伝わります。夏の朝の爽快な大気のなか、かすかな香りが心地良さそうです。
人
芋の葉の露を集めて願いごと
王田 佗介
願い事は、その望みが適うとされる神仏や星にするのが普通ですが、作者ははかなく消え失せる露にしたのです。適わないと承知のうえの願い事のようです。でも露も沢山集めればすぐ消えません。この願い思いがけず適うかもしれませんね。
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