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2022年11月10日

「汗もせず夢よ叶えの神だのみ」2022年11月入選作品|老友川柳

老友新聞2022年11月号に掲載された川柳入選作品をご紹介いたします。(編集部)

天 位

汗もせず夢よ叶えの神だのみ

阿部 良子

自分は何も努力しないのに、願望の実現を神に頼る滑稽さ。ズバリ鋭く指摘する風刺性こそ、川柳の真骨頂ではないでしょうか。対象は自らへも。

地 位

寄せ鍋に互いの意見放り込み

新井 純一

気温が下がり、鍋の季節ですね。一見仲良く鍋を囲む食卓で、実はバトルが。でも、直接ぶつけ合わないのが、和を貴ぶ日本人の知恵でしょうか。

人 位

バスの中国の宝を置き去りに

王田 佗介

通園バスに置き去りにされた園児が熱中症で死亡。痛ましい事件を扱いながら、「国の宝」の語を使って生々しさを薄めつつ訴えた技が光ります。

五 客

故郷は獣に追われ檻の中

佐野 磯雄

これは比喩だと気づくと、安住の地のはずの故郷に居られず、都会生活を檻の中に感じる切ない心情が迫って来ます。

お笑いを相手に独り食う西瓜

中川 栄子

テレビでやっているお笑いと孤独の中にいる自分との落差。西瓜にまつわる賑やかな記憶も今の身には酷なのでしょうか。

迷うままワクチン打って血が騒ぐ

田中 和代

推奨される一方で、危険性も聞こえてくるワクチンを、迷いながらも接種し、心身で味わうモヤモヤ感。よく伝わります。

紙切れに書く場所あれば作句する

小林 良一

いくつになっても衰えない、旺盛な創作意欲を感じさせる一句。ノートではなく紙切れを敢えて使う生活感もにじみます。

バスの中幼女の叫びかき消され

福田 浩明

「人」の句と同じ事件を題材にしていますが、「かき消され」と連用形を最後に使って余情を表現しているのが工夫ですね。

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