趣味
2026年07月30日
「武器輸出高市商事波に乗る」2026年7月入選作品|老友川柳
老友新聞2026年7月号に掲載された川柳入選作品をご紹介いたします。(編集部)
天 位
武器輸出高市商事波に乗る
王田 佗介
大きな政策転換をどう見るか、庶民の声を示すのも川柳の役割。「高市商事」とあえて企業名を付けた描写に、鋭い疑いの眼差しが見て取れますね。
地 位
カラスさん信号機無視あたりまえ
細川 彰
地球上の動植物で、群を抜いて身勝手なのは、そう、人間ですよね。信号無視して飛び回るカラスに寄り添い、人類の在り方への批判が浮き彫りに。
人 位
ナツメロに昭和さまよい年忘れ
瀬川 征光
流行歌には一瞬で時間を巻き戻す効果がありますよね。頭の中が昭和に帰り、自分が年齢を重ねたという事実すら忘却。カラオケの楽しさですね。
五 客
掛け違うボタン承知の共白髪
鈴木 曻
川柳でよく使われる「共白髪」は、夫婦の睦まじさを示す語。それを、価値観のズレを互いに甘受する境地に使うのがミソ。
物価高細身になりて若がえる
菊地 幸子
マイナスに捉えがちな物価高に対し、自分の体がスリムになって、しかも若返ったのを喜ぶ姿勢。前向きさが際立ちます。
議席とり基盤強めて本音出す
佐野 磯雄
年初の衆院選で大勝した自民党政権。強気になって、従来はできなかった政策を次々と。ブレーキをかける気持ちの一句。
卒寿まで生きる傘寿のどまん中
原島 幸男
八十代を生き抜くには、いかに自分を鼓舞するかが大切。「卒寿まで生きる」宣言を紙上でされる心意気に感動です。
プライドを杖に大河を渡りゆく
下田 尚保
大河というのは、人生航路の比喩でしょうか。何か支えが必要ならば、誇れるプライドを。
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