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2023年04月27日

4月は特選が2作品と無審査が2作品。|皇寿書壇2023年4月入選作品

4月は特選が2作品と無審査2作品を掲載いたします(編集部)

特選

内山 光子(彩白)

読み=若し苦累有れば
牛橛造像記(北魏・筆者不明)を臨書して下さいました。
造像記とは仏像を造ったいわれの文を刻したものでこの記は龍門二十品の一でもあり、龍門に沢山ある造像記中最も整然とした美しい姿を備えております。
さて、この作堂々たる書きぶりで、墨線は紙に食い込み紙面をがっちり捉え力強い運筆が目を引きます。細い指摘は抜きとし確りとした運筆に心掛け覇気のある生気に充ちた作を評して特選とします。

中里 薫(紫泉)

読み=(二)王の妙を(称す)
王羲之孫過庭の書譜を臨書したものではなく自運にて六文字を草書で纏めて出品下さいました。
「羲」字が気負いすぎておりますが全体的に軽妙なる動きでシャープな線条が冴え骨力ある形意で送筆の呼吸もよろしく清斉にして清雅なる作です。

無審査

齋藤 北城

「花間…」とお書き下さいました作は、筆の鋒先が解れていなかった為か少々荒い線条が目立ち「花」字を大きく書きすぎたように思いますが、骨力有し点画健勁で引き締まりある五文字作となっております。
「山中…」と五文字を含蓄のある書線で纏めて下さいました作は量感を有し堂々の作。
ご高齢ですが深く弾力ある書線で毎回ご出品下さいます。
これから少しづつ暖かくなって参りますがどうかご自愛なさり筆を持ち続けて下さい。

森重 八舟

孔子廟堂碑の臨書作は字形を真似ようと原帖をよく観察されて前回よりも淡々とした情懐を写しているように感じられ、九成宮醴泉銘の線質から抜けられてきているように思いますので続けてお学び下さい。
風信帖の臨書作も良く形臨されて変化ある肥痩の違いを表現されて、原帖の筆意を細部まで再現されようとしていることが素晴らしい。

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