趣味
2025年05月16日
「若者のきらめく瞳は黄水仙 冬日の中に溢れ咲くなり」2025年5月入選作品|老友歌壇

老友新聞2025年5月号に掲載された短歌入選作品をご紹介いたします。(編集部)
一 席
若者のきらめく瞳は黄水仙 冬日の中に溢れ咲くなり
岡本 政子
雪中花とも呼ばれる水仙の生命力を、希望に溢れる若者の瞳に例えました。特に黄水仙は光を思わせますね。
二 席
城跡に昔を偲ぶ白椿青い葉陰にひっそりと咲く
鈴木 とく
椿の白と葉の青のコントラストが印象的で静謐な一首です。初句は「古城跡」でしたが、「昔を偲ぶ」で古城という事が伝わりますので「古」を省きました。
三 席
ホトケノザ、カタバミ、ゲンゲ、ハルジオン 光を浴びて行く散歩道
杉本 澄子
春の花々の名前をリズミカルに列挙して心弾む一首。花の名前で「春」という事は伝わりますから、下の句「早春の」を削りました。
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